価格交渉不可
テニス上達の鍵はガット（ストリング）にあります。理由は、現代テニスにおいてトップスピンの習得が不可欠で、スピンの掛けやすさがストリング（ガット）によって大きく変わってくるからに他なりません。

滑りの悪い（スピンが掛かりにくい）中古ストリング・ガットは上達の妨げになりかねず、中古ラケットに３～４千円を掛けて新品ガットにするとなると、結局は高く付いてしまうでしょう。

同様にストリング・ガットが動かない高テンションでの張上げもお勧めできません。特にスイングスピードの遅い初心者や女性にはラケットに書かれてある推奨テンションは高すぎます。

カーボンラケットの製造が安定したここ20数年、体感できる技術的な進歩は微々たるもので、最新モデルである必要はなく、３万円近い金額をかけるより１万円前後で入手可能な数年前の新品ラケット＋スピンの掛けやすいガットの組み合わせがおすすめです。

ただし、張上げ済みラケットやサービスガットは滑りの悪いナイロン素材である事が多いので、そこも注意が必要です。

スピンが掛けやすいと多くのメリットがあり、バックアウトの減少や２ndサーブの確実性、ショートクロス、トップスピンロブ等、戦術面で有効な様々なショットを可能にできます。

フリマアプリでの素材や定価等の情報が無いラケットや、軟式用・硬式用すら間違った出品も少なからずありますし、安く買ったつもりでも無駄な出費になりかねません。また、傷の多少が判る客観的な画像を省略した出品など多くの注意を要します。