ベック・ボガート & アピス／ベック・ボガート & アピス

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商品説明

1973年の作品。
ジェフ・ベックが、元バニラ・ファッジのティム・ボガートとカーマイン・アピスと組んだ、スーパー・ハードロック・トリオが残した、唯一の公式スタジオ録音アルバムです。
そして同時に、ひょっとしたらハードロックの歴史を変えたかもしれない？アルバムでもあります。
ベックは以前から、ボガートとアピスのリズム・セクション・コンビに興味を持っており、1969年7月にセッションが実現します。
そして、ベックの敏腕マネージャーであったピーター・グラント（レッド・ツェッペリンのマネージャーとしても有名）が本当に同年11月にバンド結成の契約を作成してしまい、ベックの夢とビッグ・ビジネスが動き始めようとした矢先、好事魔多し、同じ11月にベックが自動車事故を起こし、療養を余儀無くされてしまったため、バンド結成は幻と消えてしまいました。
その後ベックは、＂第2期ジェフ・ベック・グループ＂として、ハードロックの範疇を超えたR&Bやソウル色の強い革新的なスタイルを提示したアルバムを2枚発表し、ようやく1972年に、念願の＂ベック・ボガート＆アピス＂の結成に、辿り着くこととなりました。
シカゴ・ブルースの殿堂として有名なチェス・レコードのスタジオでリハーサルを行い、プロデューサーにはメンフィス・ソウルの生みの親、ドン・ニックスを迎えた今作で、3人は伸び伸びとプレイし、スティーヴィー・ワンダーの『迷信（Superstition）』やカーティス・メイフィールドの『アイム・ソー・プラウド（I'm So Proud）』のカバーもあり、バラエティに富んでいます。
セールスも、全米チャート12位、全英チャート28位となりますが、評論家筋の反応は思わしいものではありませんでした。
それは恐らく、最初にバンドを組もうとしたインスピレーションから4年も経過してしまった、という要因が大きいような気がします。
だから、もしベックの事故が無く、バンドが新鮮なものとして、そのままデビューしていたら……運命のいたずらを感じずにはいられません。

オーストリア輸入盤のため、日本語関係の資料はありません。
経年により、白い紙の部分に黄ばみがありますが、それ以外は美品です。

4年以上前

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