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『 薔薇の名前〈上〉〈下〉巻』ウンベルト・エーコ
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人間にとって「知とは何か?」「言語とは何か?」「政治とは何か?」 数多くの根源的な問いを投げかけ、全世界で5500万部を超えるベストセラーを記録した一冊の小説があります。「薔薇の名前」。世界的な記号学者ウンベルト・エーコ(1932- 2016)によって書かれた推理小説です。人間がいかに「言語」によって翻弄される存在なのか、人間の「知」や「理性」がいかに脆弱なものなのかを、克明な人物描写、巧みな古典の引用を通して見事に描き出したこの作品から、現代人にも通じるさまざまな問題を読み解いていきます。物語の舞台は14世紀初頭。14世紀前後という時代は教会と修道院の関係こそ最も怪しい関係になりつつあった。ローマ=アヴィニョン軸の教皇とドイツ軸の神聖ローマ皇帝とが世俗権をめぐって熾烈な鎬をけずりあっていた。『薔薇の名前』では、アヴィニョンの教皇ヨハネス22世とバイエルン侯ルートヴィヒがフィーチャーされた対立者になっている。そこへフランチェスコ会が絡む。「キリストの清貧」を信仰の真理と公言したフランチェスコ会に対して、教皇側がこれを異端だと言い出したのである。主人公ウィリアムはこのフランチェスコ会の修道士という設定になっている。それだけではない。エーコはウィリアム修道士をイギリス人にした。これはウィリアムをして、やはりフランチェスコ会修道士だったロジャー・ベーコンに見立てたからだった。実際にも『薔薇の名前』にはウィリアムが自分はロジャー・ベーコンの弟子で、ウィリアム・オッカムの友人だと言わせている場面が出てくる。オッカムもまたフランチェスコ会である。 対立する教皇側と皇帝側の間を調停するための密使として北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼されます。遺体発見の場は「ヨハネの黙示録」に描かれた世界終末の描写と酷似。持ち前の論理的な思考を駆使して推理を続けるウィリアムはやがて修道院内の図書館の奥に納められている一冊の本が事件の鍵を握っていることに気づきます。一体誰が何のために殺人を行っているか? 一冊の本に秘められた謎とは? 果たしてウィリアムはその謎を解くことができるのか? 上巻413頁、下巻426頁 出版社: 東京創元社
6年弱前
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商品説明
人間にとって「知とは何か?」「言語とは何か?」「政治とは何か?」 数多くの根源的な問いを投げかけ、全世界で5500万部を超えるベストセラーを記録した一冊の小説があります。「薔薇の名前」。世界的な記号学者ウンベルト・エーコ(1932- 2016)によって書かれた推理小説です。人間がいかに「言語」によって翻弄される存在なのか、人間の「知」や「理性」がいかに脆弱なものなのかを、克明な人物描写、巧みな古典の引用を通して見事に描き出したこの作品から、現代人にも通じるさまざまな問題を読み解いていきます。物語の舞台は14世紀初頭。14世紀前後という時代は教会と修道院の関係こそ最も怪しい関係になりつつあった。ローマ=アヴィニョン軸の教皇とドイツ軸の神聖ローマ皇帝とが世俗権をめぐって熾烈な鎬をけずりあっていた。『薔薇の名前』では、アヴィニョンの教皇ヨハネス22世とバイエルン侯ルートヴィヒがフィーチャーされた対立者になっている。そこへフランチェスコ会が絡む。「キリストの清貧」を信仰の真理と公言したフランチェスコ会に対して、教皇側がこれを異端だと言い出したのである。主人公ウィリアムはこのフランチェスコ会の修道士という設定になっている。それだけではない。エーコはウィリアム修道士をイギリス人にした。これはウィリアムをして、やはりフランチェスコ会修道士だったロジャー・ベーコンに見立てたからだった。実際にも『薔薇の名前』にはウィリアムが自分はロジャー・ベーコンの弟子で、ウィリアム・オッカムの友人だと言わせている場面が出てくる。オッカムもまたフランチェスコ会である。 対立する教皇側と皇帝側の間を調停するための密使として北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼されます。遺体発見の場は「ヨハネの黙示録」に描かれた世界終末の描写と酷似。持ち前の論理的な思考を駆使して推理を続けるウィリアムはやがて修道院内の図書館の奥に納められている一冊の本が事件の鍵を握っていることに気づきます。一体誰が何のために殺人を行っているか? 一冊の本に秘められた謎とは? 果たしてウィリアムはその謎を解くことができるのか? 上巻413頁、下巻426頁 出版社: 東京創元社
6年弱前

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