HISTORY NT-202

現在では販売されていない島村楽器のギターです。
日本では有名なフジゲンが関わって製作されているそうで、製品の質や製作の技術が随所に感じられる楽器です。

購入は10年ほど前になります。　
HISTORYの音を侮るなかれ、10年経ったからかリペアに出したからか、使っているからかは分かりませんが音の鳴りが半端ないです。

傷については正直弾いていなかったわけではないので未使用に近いとは書けませんが、大切に使い手入れも定期的に行っている為、そう言ってもいいくらいに目立った弾き傷はなく綺麗です。

以下文章は製品詳細になります。

MartinOOOサイズをモチーフとしたモデルで、ボディが女性でも抱えやすいようなスモールボディです。

トップ材はシトカスプルース単板AAAのナチュラルカラーで、サウンドホールとボディ外側全体に貝の装飾が惜しみなくされておりとても綺麗です。

本体バックがヴァイオリンのような湾曲し膨らんだ形状でボディの小ささを補うような形状になっており、それによって小さなボディとは思えぬようなふくよかで艶のある音が鳴ります。

購入した当初より鳴りが良くなっており、時が経つにつれこの個体の持つ潜在能力がますます引き出されていくという期待が持てます。

ネックは細く、手の小さな女性にもおすすめできるくらいに握りやすい形状になっております。

指板は平らではなく若干丸みのある形状になっている為、弦とフレットの距離が1から6弦まで均一になっておりストレスを感じずに押弦できます。イメージ的にはエレキギターのネックを握っている感覚です。

ペグはGOTO製でチューニングの安定感が抜群です。

サドルは牛骨です。

ナットピンは最初木製でしたが、プラスチック製を某有名中古ギター販売の店長さんにお勧めされ付け替えております。付け替えた結果、もこっとした音が一気にシャキッとして煌びやかさが増しました。

蛇足にはなりますが、あいみょんがこのシリーズと同時期に販売されていたカッタウェイモデルであるNT-301を使用しておりました。
当時のモデルは販売終了している為、年々希少価値が増しており、ファンにもお勧めの商品です。

素材
トップ　シトカスプルース単板AAA
サイド　ローズウッド
バック　ローズウッド
ネック　マホガニー
指板　　ローズウッド
ペグ　　GOTO製