マン・アライヴ ユージン・ケリー

マン・アライヴ
ユージン・ケリー
元Vaselins、Captain America 、EugeniusのEugene Kellyの初ソロアルバム。ニルバーナのカート・コバーンが彼のファンだったことは有名ですが、90年代半ば以降音楽業界から遠ざかっていた彼から届いた９年ぶりのアルバムは年齢と共に円熟したソングライティクングの才能をもとに、ティーンエイジ・ファンクラブなど他のスコットランドのバンドにも劣らないギターポップはもちろんのこと、アコーステック、フォーキーな魅力にあふれる"唄"を聞かせるすばらしいアルバムです。アルバムタイトルからしてMAN ALIVEと力強いものですが、いきなりドラッグやタバコにはもう飽きたんだと新たなる決意を表すかのようなオープニングのI'm Done With Drugs、先行シングルだったハーモニカとアコースティックギターでボブ・ディランか、ニール・ヤングかと思わせるOlder Faster、ミドルテンポなSeven Out、Stop The Press、以前のようなギターがサビでバーストするNoise And Smoky Breath、ラストアコギ一本で歌われるDear Johnまで新しいギターポップのスタンダードの誕生を思わせるアルバムです。録音にはベル・アンド・セバスチャン／レインディア・セクションのボブ・キルディー、元ユージニアス／BMXバンディッツのゴードン・キーン、グラスゴーの新人バンド、VERA CRUISEのメンバーなどが参加しています。