柔らかに混ざり合うピンクとオレンジ 0.25ct 非加熱 パパラチァサファイア

・鉱物名: 天然コランダム
・宝石名: パパラチァサファイア
・屈折率: 1.76-1.77
・硬度: 9
・比重: 4.00
・カット:ペアシェイプ
・色: オレンジピンク
・特殊効果: なし
・カラット: 0.257ct
・サイズ: 4.63×3.46×2.03mm
・品質:アイクリーン
・処理の有無: なし
・主な産地: スリランカ
・入手先: バンコク・シーロム

今回ご紹介するのは”非加熱”の「パパラチァサファイア」です。

こちらのルースを入手したのは、9月のバンコク遠征。
前回の買い付けではチャンタブリ―をメインで訪れていました。

しかし、チャンタブリ―では納得のいくパパラチァを見つけることができなかったので、帰りのバンコクで、品質の高いパパラチァやピンクサファイアを扱うなじみのディーラーの元へ伺うことに。

事前に連絡した際に「少々変わったパパラチァがある」と聞いていた通り、非加熱の個体や、今まで当方でご紹介したことのない色味のパパラチァをご紹介いただくことができました。

パパラチァサファイアは、数あるファンシーカラーサファイアの中でも最高級の価値を持つといわれ、「サファイアの王」や「幻の宝石」と称されるほど希少価値が高い宝石です。

「パパラチァ」とはシンハラ語で「蓮の花」という意味を持ち、その名の通り麗しい輝きを放ちます。

この名はオレンジとピンクの中間の絶妙な色合いをしているものだけに与えられる、特別な名称です。パパラチァはカラーストーンの中では珍しく、明確で厳しい基準が設けられた宝石。厳格な基準によって担保された、希少価値の高い宝石なのです。

今回入手したパパラチァの特長は、”非加熱”であるという点。通常、ルビーやサファイアなどのコランダムは、原石の状態で加熱処理を行うことで美しい色を引き出します。
しかし、今回入手したパパラチァは非加熱の個体。

地下200kmの環境で、気の遠くなるような永い時間育成され、この美しい色が引き出されているのです。

この美しい輝きは、人為的な加熱処理を行っても決して現れません。まさに、自然が創り上げた芸術品といえるのです。

ピンクとオレンジが柔らかに交わり合う美しい輝き。
ぜひお手元にいかがでしょうか。

【付属品】
・ソーティング
・ルースケース