【胸きゅん☆４部作】後宮詞華伝／後宮餐華伝／後宮錦華伝／後宮陶華伝

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にゃあ個人のこの小説の感想を下記に。
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▶後宮詞華伝
誰何！蛾眉！いきなり難解な言葉から始まってしまうので、はじめはグッと耐えて読んだ感じ。だけどすぐに読み易い文調に変わったので、何かしら…プロローグだけ別人が書いたんじゃない？とか冗談で感じた。内容は、異国版シンデレラかな。悪い継母と継妹に、呪いをかけられて酷い10年を過ごし、王子様に救って貰う。これが文庫本半分に満たないうちに解決するのだから、大分スッキリ度は高め（笑）後半は後半でイロイロあるからご安心を（笑）恋愛要素好きな人には嬉しい、美男美女のいちゃこらもじもじがたくさんですよ。

▶後宮餐華伝
前作が「書」で、今回が「食」テーマの後宮物語。
だけど、毒物を扱った推理部分では、動機を含めてしっかり考えられているなぁ！と読んでて楽しかった。
残念なのは、前作の人物も脇役で出てくるけれど、好印象を持っていた人物たちが、尽く残念な振る舞いをしてしまうこと。それぞれに事情があるにせよ、その事情を描く前に残念な描写があってしまうと、残念ながら少し興ざめ。シリーズで買ったので、もう少しこの後宮シリーズ読みます。

▶後宮錦華伝
いちゃらぶ後宮物語。私にとっては３冊目に当たる。
相変わらず、もだもだきゅんきゅん…女子の好物。今回のテーマは裁縫。お互いが嫌い嫌いと言いながら、大好きっていう…そして、お互いを思いやりつつすれ違い、そして落ち込む。今回、主人公の姫さんが死にそうになってしまう。女の怨念は…怖いねぇ。六条御息所みたいだ。昔から女のネチこさは物語になってしまうのだね。

▶後宮陶華伝
もだもだきゅんきゅん後宮物語。
今回のテーマは陶磁器。いままでの姫さんは、一芸に秀でて、その特技を活かし、起こる事件を颯爽と解決するって感じだったけれども、今回の姫さんは陶器に詳しいという特技はあれども、モテモテ女子として、物語は終始進んだ。
異国のイケメン王子や、血の繋がらない弟や…可愛すぎるのも罪なんですねぇ。嫁き遅れにも理由があってだな。
そして、可愛い顔して「ブタ野郎」とか「下僕のくせに頭が高い」とか「くそったれ」とか。なんの趣味よ（笑）
収まるところに収まって、めでたしめでたしです。