スティーヴィー・ワンダー/インナーヴィジョンズ
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1973年の作品。
スティーヴィー・ワンダーのみならず、すべてのブラック・ミュージック、そしてポップ・ミュージックの歴史に残る、最上級のエポック・メイキングとなった傑作アルバムです。
今作により、彼はロマンチックな歌曲を得意とするシンガー・ソングライターから、より音楽的に成熟し、社会的にも影響を与える偉大なアーチストへと成長することになるのでした。
その成長を支えたものとして、ARP社のシンセサイザーを思いのままに使いこなせるようになったことが、何より大きい要素でした。
一部の曲のレコーディングには、ゲスト・ミュージシャンを参加させているのですが、それ以外の曲では、手軽にワンマン・バンドのように完璧なサウンド・クリエイトの環境を作ることができるというのは、盲目である彼にとっては何よりのアドバンテージになったのではないでしょうか。(実際に『Living for the City』『Higher Ground』『Jesus Children of America』では、彼ひとりによるワンマン・レコーディングが行われています)。
そしてソング・ライティングの面でも、サウンド・クリエイティングの環境が整うのと同時に、自らの思考も広がり、かつ同時代のアーチストであるカーティス・メイフィールドやマーヴィン・ゲイたちと、お互いに刺激を受けたような社会批判の内容に変化していきます。
『Too High』では薬物中毒の問題を、『Living for the City』では人種差別の実態を、聴き手が思わずゾッとするようなサウンド・エフェクトを導入しながら、激しいシャウトと共に赤裸々に描き、『He's Misstra Know-It-All』では当時のニクソン大統領を痛烈に批判しています。
そして今作は、全評論家筋から大絶賛され、全米アルバム・チャート1位、全英アルバム・チャート8位となり、グラミー賞でもアルバム・オブ・ジ・イヤーに輝く大成功を収めることになりました。
彼の個人的な内面の精神性、そしてその後の作品の変化も含めて、色々な意味でターニング・ポイントとなったことには間違いないアルバムです。
米国輸入盤なので、日本語関係の資料はありません。
経年劣化より、白い目での部分に黄ばみがありますが、それ以外は、美品です。
商品情報
カテゴリ |
エンタメ/ホビー › CD › R&B/ソウル |
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