WARE HOUSE (ウエアハウス)/1003XX/15周年記念大戦モデル

15周年記念復刻ジーンズ第二弾、1003XXです。

　「牛ラベル」となって直ぐに登場した大戦モデルは、その時代背景が産み落とした特徴的なディテールから、ジーンズがファッションアイテムへとステップするきっかけとなりました。

　ウエアハウスでもタックボタン、リベット、ステッチ、ポケット袋布など、様々なモデルを生産してきましたが、この度ご紹介するモデルは、そのディテールをさらに強調させ、よりマニアックに大戦モデルらしさを染み込ませたモデルとなりました。

　ヴィンテージマニアの間でも語り継がれる、大戦時モデルのデニムのオンスや、独特の赤みのあるデニムの色。この風合いをイメージし、1001XXよりもコシが強く、やや濃いインディゴのデニムを使用しています。

　バックポケットは左右が非対称であり、明らかに均等に振られた現代の5ポケットデニムとは一線を画す仕上がりとなりました。ポケット付けのステッチにとられたコバの広さも特徴です。

　帯のV字ステッチのない返しや、大きくコバをとられた縫製。ややオンスの厚いデニムに、30年代の縫製仕様を踏襲するやや細い番手、細かな運針は、所々で糸が沈み、独特のコントラストです。

　シルエットはバックルバックの付く1930年代の太いものをベースに、腰周りと裾にかけたラインなどを見直し、フィット感を高めるため武骨さを残したギリギリなリサイズに留めています。

　ポケット袋布は最も実用性が高く、保温性のあるフランネルを使用します。バックルバックや股リベットなど、ワークウェアからファッションアイテムへ、第二次世界大戦による統制によって施行された「削ぎ落とし」はその後のジーンズの運命を大きく変えるものでした。

　それぞれのディテールを懐かしみながら穿いていただけることを願ってやみません。

*こちらの商品はノンウォッシュモデルの為、下記寸法よりウォッシュ後にウエスト3～4cm前後、股下6～9cm前後の縮みが出ると思われます。

実寸
　28　

ウエスト75.5cm
ワタリ30cm
裾幅21.5cm
前股上29.5cm
後股上37.5cm
レングス89.5cm

フラッシャーはございませんのでご了承ください