りんけんバンド/バンジ

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1993年の作品。
りんけんバンドは、1985年に結成された、沖縄のバンドです。
創立者でありリーダー格の照屋林賢は、1949年生まれ、第二次世界大戦後の米国占領下の時代から、沖縄のポップ・カルチャーをリードした照屋林助の息子であり、余談ながら、彼の孫はガレッジセールのゴリ、姪孫はモデルの知花くららです。
バンドが目指しているのは、大衆的に根付いたフォークやポップスも取り入れながら、沖縄および奄美群島の伝統的舞踊であるエイサーなどの沖縄伝統音楽のポピュラー化です。
ここでいう沖縄伝統音楽とは、民族音楽学者の久万田晋氏によると、大きく分けて2種類あり、ひとつは古典(クラシック)としてのもの、もうひとつは民謡(フォーク)であり、それらが融合して大衆音楽(ポップ・ミュージック)となったのは、1879年に琉球王朝が消滅し、宮廷音楽家が民衆に影響を与えたからだと言われています。
そこから普及したのが、エイサー(沖縄や奄美群島でお盆の時期に踊られる伝統芸能)や、カチャーシー(両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振る踊り)でした。
さらに、沖縄には太平洋戦争の戦場となり、その後も米国の占領下に置かれる不幸な歴史がありますが、多くのミュージシャンはその影響を逆手にとって、自分たちが親しんできた沖縄の音楽に、欧米のロックを融合させ、新しいスタイル(ウチナー・ポップ:Uchinaa pop)を生み出すこともありました。
なお、ライ・クーダーやデヴィッド・リンドレーなど、逆に沖縄伝統音楽に魅せられたアーチストも、海外には多数存在することも忘れてはならないと思います。
そのような文脈で考えると、りんけんバンドのやっていることは、現在進行形の音楽実験といえるかもしれません。
最近は、2007年から毎年、米国ハワイ州オワフ島で開催されている『沖縄フェスティバル(the annual Okinawan Festival)』に参加している彼らが、その交流によって、新たなスタイルのサウンドを生み出すかもしれません。

発売同時に入手した見本盤です。
沖縄方言の歌詞・対訳・帯、すべて揃っています。
経年により、白い紙の部分に黄ばみが少しありますが、それ以外は美品です。

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商品情報

カテゴリ エンタメ/ホビー
CD
ワールドミュージック
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