Ovation Custom Legend 1119-5

Ovationファンならお分かりかと思いますが、かつて存在したピックアップを持たないモデルの最高峰Custom Legend 1119-5です。1983年モデルで当時価格は517000円だったと聞いています。見た目も絢爛豪華な作りで、見ているだけでも惚れ惚れします。「いったい、日本に何台あるのだろう？」という激レアなギターで、ファン待望の出品になるかと思います。この機会を逃せば、入手できるチャンスに恵まれることは皆無に近いのではないかと思われます。
状態としては、40年近く現役で弾かれていたギターですが、前オーナーもギターそのものに対する知識がおありの方のようで、ツヤも充分あり、かなり良い状態かと思います。
① トップは古いオベーションにありがちな塗装クラックもなくツヤツヤで綺麗です。唯一、演奏で右ひじが当たる部分に、薄く目立たない程度の打痕があります。サウンドホール周りは、透明ピックガードを貼って有り、目立った打痕も無くロゼッタも良い状態です。 特有のブレーシング形状による若干の波打ちは見られますが、私にとっては、これすらも良い景色です
② ネックはストレートで問題ありません。フレットは１フレット２弦部が少し（８部位でしょうか）減っておりますが、まだまだ何の問題もないと思います。入手時の弦高がレギュラーチューニング時１２フレット６弦2.5ｍｍ・１弦1.9ｍｍということでしたが、私は月1回程度の使用で、ちょうど１音緩めて保管していましたので、ほとんど変化はありません。ペグも写真の様に非常にキレイな状態です。
③ ６番目の画像のように、ヘッドの頂点部分に直線の塗装クラックがあります。７番目に準備した比較画像のように、ネックからヘッドにかけての木材の接合部分のようですので、経年変化による木材の収縮率の違いによって出たものではないかと考えています。
④ 純正ケースも、当時ものですので金属部分のクスミはありますが、十分使用に耐える状態です。
⑤ よく“ガラスを割ったような”と表現されることもあるOvationサウンドの最たるもので、ディープボウルのこのギターは、ピックアップ付のモデルとは、一線を画する音量と音質を味わうことが期待できます（個人的にはそう思っています）。

この貴重なギターの価値がお分かりになるOvationファンにこそ所有していただきたいと