アスペルガ－の館

「アスペルガ－の館」

村上由美著

内容
この仲良し夫婦は2人ともアスペルガー。妻は幼児の時診断が下され、徹底的に一般人とコミュニケーションが取れるように訓練されて育った。現在は上智大学で心理学を履修後国立リハビリテーションセンターで学び、自閉症や障害者の言語聴覚療法士となり活躍している。夫は30歳の時診断が下され、何故か周りの人とうまくいかない原因が判明して安心した。コンピューター技師として活躍中。同じ病気でもわからないところが違うため、それを理解し合うのに妻の療法士の経験が役に立っている。妻は、障害者の気持が分かるため、仕事には非常にプラスとなるが、普通の人と合わせられるようになって楽しい訳ではないと言っている。ある種の感情が分からない病気なので、夫が妻の様子を見て思いやることができない。優しくしてくれるけれど理解されていないことは不満。心の内を噛んで含めるように説明しないと分かってもらえない。努力して生活。参考になります。

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