オッペケペー節と明治 永嶺 重敏
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オッペケペー節と明治
永嶺 重敏
文春新書 2018
明治二四年六月、東京・浅草で歌われた「オッペケペー節」は、一躍、大人気に。歌ったのは後ろ鉢巻、陣羽織に軍扇というコスプレ姿の川上音二郎。日本のラップの元祖ともいうべきこの歌が民衆の心をとらえた過程を追いながら、政治、インフラ、文化と、多方面で近代化が始まった日本を旅する。
目次
序章 よみがえる「オッペケペー節」
第1章 「オッペケペー節」関西で生まれる
第2章 「オッペケペー節」東京公演で人気沸騰する
第3章 「オッペケペー節」東京市中で大流行する
第4章 「オッペケペー節」全国で歌われる
第5章 「オッペケペー節」と声の文化
終章 その後の展開
明治20年代の流行歌『オッペケペー節』。テレビ・ラジオは言を俟たずレコードすら無いこの時代に、どのように伝播され、日本各地で共時的にこの流行を共有できたのか。そしてどのように多くの民衆に受容されるに至ったかに関しても、当時の政治運動やメディア媒体等に触れ考察を加えている。庶民的視座の歴史書としても、メディア論としても示唆に富む内容である。読書をしていて、これほどまでに頭に音曲が鳴り響く経験というのは初めてであったが、それを通じ、近代への過渡期の騒々しさを肌で感じられるようで、興味深い論考であった。(レビューより)
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