「妻害対策　危機管理マニュ・あれ？！」全国亭主関白協会　天野周一

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「妻害対策　危機管理マニュ・あれ？！」　　

全国亭主関白協会

天野周一

リセット出版

小さな街の、小さなタウン誌の、プロデューサーという役職をしている。（~中略~）　日常の生活を切りとって書いているが、「どんな奥様なんだろう？」との声が日増しに強くなってきた。愛妻の名誉のために言っておくが、想像通りの、いや実にカワイイ女である。ある時は、洗面所で歯を磨いていると、背後から忍び寄って来て、「スキあり！」と言って、パンツをずり下げたりする。文句を言ったら、ある一点を指さして、「小さい男よのう」などと、たたみかけられるから、「ばれた！？」などと慌てて前を隠したりする自分も、かなり変なオヤジではある。さて、若い頃は、イヤと言うほどケンカをし、イヤと言うほど話をし、イヤと言うほど仲直りした。最近気付いたが、愛妻は親友になっていた。しかも同性の（笑）。女が進化をし続けると、やがて男になることがこの年になってわかった。全国亭主関白協会の免許皆伝の奥儀、その中でも八段以上が取得する究極の心理には、こう書いてある。「生命のはじまりはすべて女であった。つまり男のルーツは女である。ゆえに、女は男以上の男なのだ。だからカミさんは恐いんだもん」と。（本文抜粋）