当時物　マツダ　ユーノス取り扱い店全車種　本カタログセット

開設当時、マツダディーラーとは別格としてのユーノス店の為に、目玉商品となる「ユーノスロードスター」以外の取り扱い車として「ユーノス100」「同300」「同カーゴ」「同コスモ」そして輸入車のシトロエン（国内専売ではなく西武自動車との併売）がラインナップされていました。「ユーノス」の名の付くこれらのクルマは通常のマツダ車との差別化を図るために車検証の車名が「マツダ」ではなく「ユーノス」でした。運輸局の認可を得て車名をユーノスとし、マツダ車とは繫がらない独自の車台番号を持っていることがステイタスの証と考えての事でしょうが残念ながら一般ユーザーにはそのあたりのこだわりが伝わることはなく、後にはユーノス・ロードスターさえも「マツダ」の車名になりました（1600CCから1800CCになったとき・「ユーノス　E－NA６CE」から「マツダ　E－NA8C」へ）。
ユーノスのクルマ達は「高級感」をテーマにそれぞれがベースになったクルマ達よりも主に内装を中心として変更が加えられていました。1500CCのトップグレードにも本革シートを与えるなど当時としてはちょっとやりすぎな感もあった演出でしたが、今となってはその「やる気」が現在のマツダ車たちの高級感に影響を与えているとも思えます（当時に勉強された、という意味で）。
「ボンゴ」改装の「ユーノス・カーゴ」までも車名がユーノスなのも見どころです（のちに廃止されて、ボンゴがラインナップに加わりました）。各カタログ（前12冊＋α・重複無し）は暗所で保管されていましたが経年により表紙などに傷みがありますが、中身に貼り付きなどはなく、すべて読める状態です。熱心なファンの方にお譲りいたします（写真にはありませんがユーノスロードスターのVスペシャル追加時の本カタログも同封いたします）。