ジャパニーズウィスキー第二創世記

寿屋（現サントリー）山崎工場が1924年11月に稼働を開始してから、2023年で100年目を迎える。
ウィスキーの国際コンテストでは、国内各種メーカーのボトルが栄誉ある賞を受賞。
全国各地の蒸溜所には海外から多くの見学者が訪れ、新進気鋭の蒸溜所も続々と産声をあげ、 今まさに日本のウィスキー産業は次のピーク、新創世記に入ろうとしている。
そのような中、これまでに「男のスコッチウィスキー講座」「スコッチウィスキーの迷宮」 「スコッチウィスキー・トレイル」「バーボン讃歌」を人並み外れた酒好きが昂じて著してきた著者2名（和智英樹・高橋矩彦）は、 我が故郷、日本のウィスキーの書籍を出版していなかった事に思い至る。
そして、北から南まで日本の蒸溜所巡りを計画・実行すると共に、世界5大ウィスキーに名を連ねながらも、 曖昧模糊とした「ジャパニーズ・ウィスキー」とは一体何ぞや？　と、思考を巡らせてその正体に迫る。
さらに、現在購入できるボトルを手当たり次第に購入し、いつものようにそのボトルを1本ずつ空け、 そのテイストをじっくりと探ることを開始した。
スコッチもバーボンも、常にこの形式で判断してきた。
なにせ、購入できる全てのボトルを大量に飲まなければ、何も分からないのだから。

●ジャパニーズ・ウィスキーの第二創世記
●ジャパニーズ・ウィスキーの地平
●日本と世界におけるウィスキーの歴史
●ジャパニーズ・ウィスキーって？
●JAPANESE WHISKY BAR
●ウィスキーのできるまで
●未解明な熟成の秘密＝洋樽。時間を味方につけた貯蔵という魔法。
●日本のウィスキー蒸溜所
●ボトルインプレッション
●ニッカウヰスキー ブレンダーインタビュー　他

※本自体は非常にきれいな状態です。