プリズム 百田尚樹 幻冬舎文庫

一度読んで本棚に保管。
写真で状態をよくご確認の上ご購入ください。

ストーリーがとても楽しめました。
モンスター同様、作者の深い知識や語彙、とリサーチ力、説明力にも恐れ入ります。
引き込まれて一気に読んでしまった作品です。

内容紹介
いま目の前にいるのは、私が愛した“あなた”ですか？
かつて誰も経験したことのない、切なくミステリアスな恋愛の極致！！

世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑するが、屋敷の人間は皆その青年については口を硬く閉ざすのであった。次第に打ち解けていく青年と聡子。やがて、彼に隠された哀しい秘密を知った聡子はいつしか彼に惹かれはじめている自分に気づき、結ばれざる運命に翻弄される。変幻自在の作品を生み出す著者が書き下ろした、哀しくミステリアスな恋愛の極致。
内容（「BOOK」データベースより）
「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。
著者について
1956年大阪府生まれ。2006年に『永遠の０（ゼロ）』で作家デビュー。他の著書に、『幸福な生活』（祥伝社、『錨を上げよ』『影法師』『風の中のマリア』（すべて講談社）、『モンスター』（小社）『ボックス！』（太田出版）などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)