日経アーキテクチュア　トイレ設計の新常識

日経アーキテクチュア　 No.1198
2021年8月26日発行
定価:1900円

【特集】　トイレ設計の新常識

東京五輪・パラリンピックの開催を機に、日本のトイレの常識が変わろうとしている。著名な建築家やデザイナーが公共トイレのアイデアを提案する「THE TOKYO TOILET」が東京都渋谷区では進行中だ。日本が世界に誇る「おもてなし」文化を公共トイレで表現する。「世界最高のユニバーサルデザイン」を掲げた国立競技場をはじめとする五輪関連施設では、障害者団体の意見に耳を傾けバリアフリーに対応した。いくつかの施設で共通しているのが、多機能トイレへの機能集中を改め、個別機能を備えた便房を分散配置したことだ。ここでの成果は、2021年3月に国土交通省が改正した建築設計標準に反映されている。東京五輪をきっかけに議論が深まった、トイレの新常識をリポートする。

Ｎｅｗｓ　クローズアップ
・基礎杭３０本の先端不良が発覚　施工者は東急建設ＪＶ、海老名駅新駅舎が開業延期

◆Ｎｅｗｓ　時事

・新築戸建て６割に太陽光、2030年目標 25年度には省エネ基準適合義務化へ
・天井からコンクリート片、生徒の頭を直撃
大阪市が緊急点検、別の10件でも落下の恐れ
・住団連が住宅の浸水対策マニュアルを公開
実際の浸水被害を基に復旧工事費の目安も提示
・レオパレス施工不備問題が集団訴訟に発展

◆Ｎｅｗｓ　技術

・コンクリート締め固めをＡＩが判定
安藤ハザマと金沢工業大学が深層学習用いたシステム開発

◆Ｎｅｗｓ　プロジェクト

・“用途未定”のコンクリートキューブ
内藤廣氏設計の 「紀尾井清堂」 、ピロティの4本柱で浮遊感

◆Ｎｅｗｓ　講座　先読みコスト＆プライス　2021年8月期
・東京五輪後の建設市場に突入　大手の手持ち工事高はまだ増える
ちょい読み　建築デジカツ最前線
・人少ない職場の照明の無駄減らす

◆フォーカス［建築］

・佳水園（ウェスティン都ホテル京都）改修（京都市）　外観は不変、客室は一変

◆フォーカス［住宅］

・湖月庵（滋賀県東近江市）　木と土でつくる 「泥山」 ドーム
まちづくり仕組み図鑑

他