[男着物]竪絽の粋な羽織。茶を着こなす美意識。
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竪絽の丈が長い羽織です。男性が着物、ましてや薄い羽織を着るなんて、かなりの着物上級者です。そして、色は着こなすのが難しいといわれる濃い茶、焦げ茶です。
四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)という言葉があります。江戸時代に、奢侈禁止令が庶民に発令されました。これにより、茶、鼠、藍色以外の色はご法度になりました。これに庶民は対抗して、許された色に色んな色をかけ合わせて、微妙な粋の色を数多く作りだしたのです。
そんな時代を逆手にとって粋な色幅を広げた、
庶民の美に対する情熱が感じられます。
薄物の羽織は単衣の上から着ることができますので、4月から10月までの期間に着ることができます。昔のしきたり通りでなく、気温に合わせて、無理なく快適に過ごしましょう。
素材/絹
サイズ/ 裄 約66cm(見頃側に約4cmの余り布があります)
身丈 約101cm
袖丈 約55cm
*最後の写真にあるような、糸が出た状態が数カ所あります。薄物ですので、引っ掛けたりしたものだと思いますが、致命傷ではありません。
*個人の保管品ですので、リサイクル着物にご理解があるかたにお勧めいたします。