シューカイ, ウォブル, リーベツァイト／フル・サークル

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商品説明

1982年の作品。
元西ドイツを代表するプログレッシヴ＆エキスプリメンタル・ロック・バンド、カンのオリジナル・メンバーだったホルガー・シューカイとヤキ・リーベツァイト、そしてもとパブリック・イメージ・リミテッドでの活動で知られるジャー・ウォブルによる、コラボレーション・アルバムです。
ジャケットのマルチ周波数のラジオの写真が示すように、まるで見知らぬ土地でチューニング・ダイヤルを回して、その都度聴こえてきたような、ノイズや肉声や音楽をコラージュしながら、各メンバーがリズムのビートやボーカルなどを乗せて、ひとつの作品に仕上げています。
難解なアバンギャルドになっていないのは、メンバーそれぞれが持つ音楽性によるものでしょう。
ホルガー・シューカイの音楽的ルーツとして、このジャケットのようなラジオの短波放送がありました。
短波放送の世界中からの声、そしてラジオのメカニズムは、音楽そしてエンジニアリング面での知識を育むことになり、
あらゆるサウンドを、自分の＂音楽＂として作品化するようになります。
ヤキ・リーベツァイトは、カン加入前は、フリージャズ・バンド、マンフレート・ショーフ・クインテットの一員で、
マンフレート・ショーフは、現代音楽の理論にも通じたジャズ・トランペッターでしたので、彼のドラミングはその影響を受けています。
ジャー・ウォブルは単なるベーシストにとどまらず、レゲエのDJが好んで行う、あらゆる曲をダビングして、そこに音響加工をしてダンス・ミュージックにする、ダブ・ミュージックを志向していましたので、ミュージック・コラージュのような作業には相性が良いミュージシャンでした。
このように、三者三様でありながら、理論的支柱と感性的自由さの面で共通点を持つ3人のコラボレーションは、不思議なポップ・ミュージックとして、今作で披露されることになったのです。

米国輸入盤のため、日本語関係の資料はありません。
美品です。

約5年前

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