リプレイスメンツ／オール・シュック・ダウン

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商品説明

1990年の作品。
今作は、彼らの7枚目のアルバムであり、かつラスト・アルバムとなりました。
そして今作が、バンドのリーダーであるポール・ウェスターバーグのソロ活動への第一歩になることを、他のメンバーも含めて意識していた雰囲気があります。
彼らにしては多くのゲストを招いており、ジョン・ケイル（元ヴェルヴェット・アンダーグラウンド）、ベンモント・テンチ（トム・パティ＆ザ・ハートブレイカーズ）、ジョネット・ナポリターノ（コンクリート・ブロンド）、その他、テリー・リードやスティーヴ・ベルリンやデヴィッド・シュラムら、ジャンルを問わず名演を残してきた腕利きスタジオ・ミュージシャンも登場し、サウンドに彩りが加わりました。
そして一番の変化は、プロデューサーに、R.E.M.との仕事で名を上げたスコット・リットを迎えたことです。
彼の参加と、ウェスターバーグの意向によるものだと思われますが、今作では前作まであったハードなパンク・ロック色の強い曲は一切無くなり、軽やかな曲が多くなった反面、全体的にラスト・アルバム的な叙情性があります。
『Sadly Beautiful』は、ジョン・ケイルのヴィオラが美しいバラード。
スティーヴ・ベルリンは、『One Wink at a Time』で渋くリズムに乗ったサクソフォンを聴かせたかと思えば、アルバム・タイトル曲では、オカリナで乾いた情感を醸し出します。
『My Little Problem』は、ベンモント・テンチのオルガン・ソロと、テリー・リードのギター・ソロか絡むなか、ジョネット・ナポリターノとのデュオ・ボーカルがカッコいいロックンロール。
そして、ラストの曲は『The End』。
少しジャジーな雰囲気の、まるで誰もいなくなったピアノ・バーに佇むようにウェスターバーグは、過ぎ去りし事実に自己言及しながら、できるだけメランコリックにならない様に、未来に向かって、驚くほどあっさり進もうとしているように思えます。
それは、バンド解散を通じて、彼自身が一番嫌う＂ロック・スター的地位＂から離れようとする決意のようにも聴こえます。

米国輸入盤なので、日本語関係の資料はありません。
美品です。

3年以上前

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