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在日コリアン百年史(三五館)/金賛汀(キム・チャンジョン)
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商品説明
1997年11月25日 初版発行。
"現在、在日朝鮮人同様、植民地支配時代あるいは戦後に諸外国に移住した朝鮮民族の総数は約500万人に達するが、その海外移住朝鮮人のほとんどは、定住国の国籍を取得している。この500万人のうち、ただ唯一、日本に定住した朝鮮人の大多数だけが、定住国の国籍を取得していないという状況にあり、海外に移住した朝鮮人のなかできわめて特異な存在である。それはまた、日本がきわめて特異な国家、社会であることの証明でもあろう。"
(本書235ページより)
本書は、19世紀末の朝鮮半島から日本への移住から、20世紀末までの共生を目指した定住までの、100年の歳月に及ぶ、在日コリアンの歴史を描いたノンフィクションである。
ここに描かれるのは、日本の植民地支配による理不尽な差別や抵抗だけでなく、植民地支配終了後に民族の国家としての統一を夢見ながら、日本、米国(GHQ)、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの思惑に翻弄された実態、そして日本に定住する歴史を模索した、俯瞰的かつ細部の事件を網羅した内容である。
例えば、1920年代に朝鮮半島から日本に連れてこられた朝鮮人は、劣悪で過酷な労働環境に置かれて、虐殺も含めた悲惨な状態となるが、この事件を読売新聞は具体的に報道し、大反響を呼んだ。そこで、日本人と朝鮮人の連帯を一度は生むものの、それは市民感覚的なものにならなかった。
あるいは、第二次世界大戦終了直後には、敗戦国日本も、占領政策を行ったGHQも有効な手立てを打とうとせず、無秩序な混乱のなか、半島への帰国を図る船舶の事故で多くの朝鮮人犠牲者が発生し、さらに戦後の荒れ果てた朝鮮半島には生活の術がなく、日本へ逆戻りを強いられてしまった。
これらは、日本人の歴史として映し出されることでもある。
本書が発行されてから20年以上が経ったが、海外からの労働力としての外国人技能実習生制度の問題や、移民に対する意識など、日本人が"国際基準"として考えるべきことは増えている。
このまま、"日本がきわめて特異な国家、社会"でもいいのだろうか。
格差や分断、閉塞感が社会に広がっている今、再度読んでおきたい本だと思う。
金賛汀(キム・チャンジョン)は、1937年2月26日生まれ、2018年4月2日に逝去した、在日コリアン二世のノンフィクション作家です。
美品です。
"現在、在日朝鮮人同様、植民地支配時代あるいは戦後に諸外国に移住した朝鮮民族の総数は約500万人に達するが、その海外移住朝鮮人のほとんどは、定住国の国籍を取得している。この500万人のうち、ただ唯一、日本に定住した朝鮮人の大多数だけが、定住国の国籍を取得していないという状況にあり、海外に移住した朝鮮人のなかできわめて特異な存在である。それはまた、日本がきわめて特異な国家、社会であることの証明でもあろう。"
(本書235ページより)
本書は、19世紀末の朝鮮半島から日本への移住から、20世紀末までの共生を目指した定住までの、100年の歳月に及ぶ、在日コリアンの歴史を描いたノンフィクションである。
ここに描かれるのは、日本の植民地支配による理不尽な差別や抵抗だけでなく、植民地支配終了後に民族の国家としての統一を夢見ながら、日本、米国(GHQ)、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの思惑に翻弄された実態、そして日本に定住する歴史を模索した、俯瞰的かつ細部の事件を網羅した内容である。
例えば、1920年代に朝鮮半島から日本に連れてこられた朝鮮人は、劣悪で過酷な労働環境に置かれて、虐殺も含めた悲惨な状態となるが、この事件を読売新聞は具体的に報道し、大反響を呼んだ。そこで、日本人と朝鮮人の連帯を一度は生むものの、それは市民感覚的なものにならなかった。
あるいは、第二次世界大戦終了直後には、敗戦国日本も、占領政策を行ったGHQも有効な手立てを打とうとせず、無秩序な混乱のなか、半島への帰国を図る船舶の事故で多くの朝鮮人犠牲者が発生し、さらに戦後の荒れ果てた朝鮮半島には生活の術がなく、日本へ逆戻りを強いられてしまった。
これらは、日本人の歴史として映し出されることでもある。
本書が発行されてから20年以上が経ったが、海外からの労働力としての外国人技能実習生制度の問題や、移民に対する意識など、日本人が"国際基準"として考えるべきことは増えている。
このまま、"日本がきわめて特異な国家、社会"でもいいのだろうか。
格差や分断、閉塞感が社会に広がっている今、再度読んでおきたい本だと思う。
金賛汀(キム・チャンジョン)は、1937年2月26日生まれ、2018年4月2日に逝去した、在日コリアン二世のノンフィクション作家です。
美品です。
2年弱前
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1997年11月25日 初版発行。
"現在、在日朝鮮人同様、植民地支配時代あるいは戦後に諸外国に移住した朝鮮民族の総数は約500万人に達するが、その海外移住朝鮮人のほとんどは、定住国の国籍を取得している。この500万人のうち、ただ唯一、日本に定住した朝鮮人の大多数だけが、定住国の国籍を取得していないという状況にあり、海外に移住した朝鮮人のなかできわめて特異な存在である。それはまた、日本がきわめて特異な国家、社会であることの証明でもあろう。"
(本書235ページより)
本書は、19世紀末の朝鮮半島から日本への移住から、20世紀末までの共生を目指した定住までの、100年の歳月に及ぶ、在日コリアンの歴史を描いたノンフィクションである。
ここに描かれるのは、日本の植民地支配による理不尽な差別や抵抗だけでなく、植民地支配終了後に民族の国家としての統一を夢見ながら、日本、米国(GHQ)、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの思惑に翻弄された実態、そして日本に定住する歴史を模索した、俯瞰的かつ細部の事件を網羅した内容である。
例えば、1920年代に朝鮮半島から日本に連れてこられた朝鮮人は、劣悪で過酷な労働環境に置かれて、虐殺も含めた悲惨な状態となるが、この事件を読売新聞は具体的に報道し、大反響を呼んだ。そこで、日本人と朝鮮人の連帯を一度は生むものの、それは市民感覚的なものにならなかった。
あるいは、第二次世界大戦終了直後には、敗戦国日本も、占領政策を行ったGHQも有効な手立てを打とうとせず、無秩序な混乱のなか、半島への帰国を図る船舶の事故で多くの朝鮮人犠牲者が発生し、さらに戦後の荒れ果てた朝鮮半島には生活の術がなく、日本へ逆戻りを強いられてしまった。
これらは、日本人の歴史として映し出されることでもある。
本書が発行されてから20年以上が経ったが、海外からの労働力としての外国人技能実習生制度の問題や、移民に対する意識など、日本人が"国際基準"として考えるべきことは増えている。
このまま、"日本がきわめて特異な国家、社会"でもいいのだろうか。
格差や分断、閉塞感が社会に広がっている今、再度読んでおきたい本だと思う。
金賛汀(キム・チャンジョン)は、1937年2月26日生まれ、2018年4月2日に逝去した、在日コリアン二世のノンフィクション作家です。
美品です。
"現在、在日朝鮮人同様、植民地支配時代あるいは戦後に諸外国に移住した朝鮮民族の総数は約500万人に達するが、その海外移住朝鮮人のほとんどは、定住国の国籍を取得している。この500万人のうち、ただ唯一、日本に定住した朝鮮人の大多数だけが、定住国の国籍を取得していないという状況にあり、海外に移住した朝鮮人のなかできわめて特異な存在である。それはまた、日本がきわめて特異な国家、社会であることの証明でもあろう。"
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本書は、19世紀末の朝鮮半島から日本への移住から、20世紀末までの共生を目指した定住までの、100年の歳月に及ぶ、在日コリアンの歴史を描いたノンフィクションである。
ここに描かれるのは、日本の植民地支配による理不尽な差別や抵抗だけでなく、植民地支配終了後に民族の国家としての統一を夢見ながら、日本、米国(GHQ)、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの思惑に翻弄された実態、そして日本に定住する歴史を模索した、俯瞰的かつ細部の事件を網羅した内容である。
例えば、1920年代に朝鮮半島から日本に連れてこられた朝鮮人は、劣悪で過酷な労働環境に置かれて、虐殺も含めた悲惨な状態となるが、この事件を読売新聞は具体的に報道し、大反響を呼んだ。そこで、日本人と朝鮮人の連帯を一度は生むものの、それは市民感覚的なものにならなかった。
あるいは、第二次世界大戦終了直後には、敗戦国日本も、占領政策を行ったGHQも有効な手立てを打とうとせず、無秩序な混乱のなか、半島への帰国を図る船舶の事故で多くの朝鮮人犠牲者が発生し、さらに戦後の荒れ果てた朝鮮半島には生活の術がなく、日本へ逆戻りを強いられてしまった。
これらは、日本人の歴史として映し出されることでもある。
本書が発行されてから20年以上が経ったが、海外からの労働力としての外国人技能実習生制度の問題や、移民に対する意識など、日本人が"国際基準"として考えるべきことは増えている。
このまま、"日本がきわめて特異な国家、社会"でもいいのだろうか。
格差や分断、閉塞感が社会に広がっている今、再度読んでおきたい本だと思う。
金賛汀(キム・チャンジョン)は、1937年2月26日生まれ、2018年4月2日に逝去した、在日コリアン二世のノンフィクション作家です。
美品です。
2年弱前

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