34歳早世の画家！文承根「UNTITLE J」☆新手法版画☆画家直筆サイン！

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「現実の自己存在を離れた芸術は本物ではない」・・・文承根

☆文承根のオリジナル版画作品
    制作画家名；文承根（1947年石川県生まれ）
    画  題：UNTITLE J
    使用技法：オフセット２版２色  手彩１色
    インク：大日本インキ製墨  大日本インクエフグロスメジウム  エフグロス
            ホルバイン透明水彩絵具
    用  紙：レンリ
    シートサイズ：約23×17.8ｃｍ
    制作年：1977年
    画家の直筆サインがあります
    保存状態：比較的良好です。以上私見での評価で、現状状態でのお引渡しとなります。

☆当該版画制作について・・・文承根
    「今回制作した版画は、筆に現像液をタップリ含ませ、印画紙の上に一瞬、息を止めて一気に描いてみたものである」

・・・第１回現代日本版画大賞展で受賞した作品も同様の手法で印画紙の一部を描き現像したもので風景写真を効果的に魅せます。こうして異質な空間を画家独自の技法で新しい版画を創作していきます。

   芸術とは発想でありアイデアであるとした場合、手技である銅版や木版やリトで従来通りの制作方法で作品を作ってもルーティンワークですので版画作品ではあっても芸術作品ではないと言えます。
  当該作品の手法はオフセット印刷に手彩色を施したものですが、印刷は版画という扱いはおろか芸術作品なんてある筈がないというのが通常の概念でした。それを文承根は独創的に使用することで、オフセットを芸術作品にまで高めてしまったのです。

☆画家の言葉・・・文承根
    「私は美術的幻想というか、美術が最も人間性を表現できると思ってまして、だから今の私の生活を表現できるものは、これしかないと思っています」

☆ 文承根と李禹煥
    文承根「李さん、ぼくはどうすればいいと思いますか？」
    ・・・彼は、躰を震わせながら、涙を雨のように流していた。
    李禹煥「自分の名前一つ名乗れない者に、本物の作品など作れるとは思わない」
    という言葉を投げつけて席を立ったものの、（中略）「流れる涙を拭いても拭いても止まらず、とうとう一睡もできなかった」

    1969年の第5回国際青年美術家展での受賞時は藤野登と名乗っていた文承根は、李禹煥の助言もあって文承根として作品の発表を行っていく。

11日前

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商品情報

カテゴリ	エンタメ/ホビー › 美術品/アンティーク › 版画
サイズ	なし
商品の状態	目立った傷や汚れなし
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配送方法	かんたんラクマパック(日本郵便)
発送日の目安	支払い後、4～7日で発送
発送元の地域	埼玉県