バド・パウエル／ザ・シーン・チェンジズ

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商品説明

1958年の作品。
バド・パウエルは、1924年9月27日に米国ニューヨークのハーレムに生まれ、1966年7月31日に逝去した、ジャズ・ピアニストであり作曲家です。

今作は、1950年代に彼がブルー・ノート・レーベルに所属して行ったレコーディングのなかでも、最後にして最良の楽曲が収録されています。
ベーシストにポール・チェンバース、ドラマーにアート・テイラーを従えたトリオ編成は、パウエルのシンプルで華麗なピアノの音色はもちろん、バックの2人の個性も生かして、まるで虹色のような調和があります。
オープニングの『クレオパトラの夢』のピアノ・タッチ、続く『デュイッド・ディード』のドラム・ロール、それぞれのイントロを聴くだけで、今作が持つ特別なグルーヴを感じることができます。
『ダウン・ウィズ・イット』では力強いドライヴ感に酔いしれたあとは、『ダンスランド』『ボーダリック』の古き良き時代のBGM的パーラー・ピアノ（parlor-piano）風に落ち着けるという、構成の妙も楽しいです。
『クロッシン・ザ・チャンネル』は＂大陸を渡る＂という意味で、スピード感にあふれたソウル・トレインが疾走するかのようです。
『カミン・アップ』は、プリミティヴな音色とビートが絡むアグレッシヴさのある、ミディアム・テンポでスケールの大きな楽曲。
『ゲッティン・ゼア』はマイナー調の＂正統パウエル・ビ・バップ＂ともいえる曲。
ラストのタイトル曲は、＂状況の変化＂を告げるような、唐突なドラム・ソロのストップで終わる曲で、聴く者はもう一度1曲目から聴き直したくなる、そんな余韻を残します。

このように名曲揃いの今作は、前述したように、ブルー・ノート・レーベルにおける彼の最後の作品であると同時に、同レーベルの1958年のリリース作品群の最後を飾るものとなり、それに相応しい華やかさも感じます。

日本盤のため、ライナーノーツと帯は揃っています。
美品です。

4年弱前

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